聖なる川、ガンジス川があり1番インドらしさを味わえる街、バラナシ。
この記事では……
- ボートってどこから乗れるの?
- ガンジス川のボートの料金相場はいくら?
- ボートから見た景色ってどうなの?
- ガンジス川のボートはツアーか個人交渉どちらがいいのか?
などをお伝えしたいと思います。
ボートはガンジス川のどこから乗るの?
私が最初に疑問に思ったことは、これでした。
ボートはガンジス川沿いのガートから乗る
ガンジス川のほとりには約84ものガートが連なっています。
ガートって?
川沿いに作られた階段状のスペースのこと。
数あるガートの中でも、1番有名なのは、中心あるダシャーシュワメード・ガート。
その次に有名なのは、火葬場のあるマニカルニカー・ガート。
ボート乗りは王道ガートから攻める……!
いろんなガートからボートは出ているみたいですが、間違いないのは1番有名なダシャーシュワメード・ガート。
私はダシャーシュワメード・ガートからボートに乗りました。
ガンジス川のボート体験はツアー?それとも個人?
私が次に心配したのはこんなことでした。
でてくるのは不安ばかり。
心配性・旅慣れていない方はツアー
個人交渉でボートを借りるのが不安な方は、宿泊している宿でプライベートボートツアーに申し込んだ方がベターです。
何故なら個人交渉の方がトラブルに遭いやすいから。
トラブルの例
- 知らない人がボートに乗ってきて火葬場で使う薪代を高額請求された
- 相場を知らなくて、ぼったくられた
- 客引きがとにかくひどくてしんどかった
個人交渉に自信のある方は個人交渉
ボートの相場を事前に予習し、個人交渉に自信のある方は個人交渉でも良いかと思います。
個人交渉は疲れますが、旅の醍醐味でもあるためチャレンジするのも◎
ちなみに私は、バラナシ空港近くの宿を取っていたこともあり、個人交渉でボートに乗りました。
ガンジス川のボートの相場って?
ダシャーシュワメード・ガートに行くと、そこら中にボート乗りの客引きがいます。
「ボート乗る?○○ルピーでどう?」と日本語でしゃべりかけてくる人も珍しくありません。
ボートの相場
事前にガンジス川のボートの相場を調べていったのですが、情報はまちまち。
だいたい1時間で手漕ぎボートを貸切るのが定番ですが、
その料金はガイドブックによってもブログによっても”コレ”と言った共通の相場は見つかりませんでした。
いろんな場所から集めた手漕ぎボートの相場を以下にまとめると…
手漕ぎボートの料金相場(1時間)
- 3人で650ルピー
- 2人で800ルピー
- 2人で300ルピー
- 2人で400ルピー
※いろんな方のブログ調べ
個人交渉であっても、宿で申し込んだツアーであっても、人それぞれと言った感じ。
ひとつ言えることは、値切れば1人150ルピーでも乗れると言うこと。
でも、1番大事なのは、自分が納得した金額で交渉成立させることです。
2人で1000ルピーは相場より高め。
それにも関わらずそのボートに乗ると決めたのは、信用できそうな人だったからでした。
客引きしてきた人の中でも、日本語が上手で面白い、という彼の人柄をお金で買ったのです。
※私は運が本当に良かったのですが、バラナシには日本語ペラペラな悪質な日本語ガイドがたくさん存在します。いい人か悪い人の区別は残念ながらかなり難しいのが事実ですが、その辺りは慎重に行ってください。
後述しますが、この判断はのちのち大当たりとなり、今でも払った金額に対して後悔はしていません。
ちなみにhuluで配信している水原希子ちゃん主演の世界一周ドラマ『ブラを捨て旅に出よう』では、希子ちゃんと子供2人の計3人で500ルピーでした。
※たまに「1時間で1人3000ルピーだ」と、かなりの高額料金でボートに乗ったという体験談もみますが、個人交渉で3000ルピーは完全にぼったくりなので要注意です!
ガンジス川でボートに乗る
おすすめな時間帯
ガンジス川でボートトリップするなら、おすすめな時間帯があるんです!
ガンジス川でボートトリップは日の出と共に
ガンジス川のボート旅は、断然日の出と共に出発、という早朝がおすすめ♪
早朝のガンジス川を目指してバラナシへ訪れる方も多いのだそう。
早朝のボートがおすすめな理由
- 綺麗な朝日が見られるから
- 朝の方が沐浴している人が多いから
ただ、12月や1月は濃霧の影響で早朝(1日中の日も)だと、霧に包まれてボートが出ないことも。
夕方ボートに乗ってみたら
夕日が最高だった
私も早朝にボートに乗りたかったのですが、弾丸だったため早朝には間に合ず……。
ガンジス川周辺に着いたのは、お昼もとっくに過ぎていました。
私がボートに乗った時は、すでに夕方でしたが、まさかの夕日の綺麗なこと……!
夕日の日差しがきらきらとガンジス川に反射し、とても幻想的な景色を楽しむことができました◎
ガンジス川でボート乗り!体験レポート
ここからは、実際にガンジス川でボートに乗った体験をレポートしていきます◎
ボート旅をお願いしたのはこの2人
ボート旅をお願いしたのはこちらの2人。
客引きしてきたのは手前の彼。
日本語がペラペラでガイド役として、ガンジス川やバラナシのいろんなことを教えてくれました。
ボート漕ぎ担当の彼は、日本語も英語も拙い感じでしたが、私たちのわがままに一生懸命応えてくれた優しい心の持ち主。
2人とも年も近くノリも良かったので、ボート旅がとっても楽しい思い出になりました♡
やっぱり人で選んで大正解◎
パワーを感じたガンジス川
日本人が沐浴すると、ほとんどの人が体調壊すと言われているガンジス川。
近年はガンジス川の汚染がさらに進んでいるという情報もあったので、訪れる前は”ガンジス川=汚い”というイメージしかありませんでした。
でも実際に訪れると、”聖なる川”のごとく、ガンジス川からパワーを強く感じ、不思議と心が穏やかになったのです。
確かに川の水は濁っていたけれど、夕日に照らされた川は透き通った水以上に綺麗だな、と感じたのでした。
ボート上から火葬場見学
火葬場は基本写真撮影がNGですが、ボートの上からであれば撮影OKでした。
火葬場の火は24時間ずっと燃え続けていて、煙の数は燃やしている死体の数だそう。
ガンジス川には死体が浮いているってよく聞いていたので正直とっても怖かったのですが、訪れた際には見かけず。
火葬される人とそのままガンジス川に流す人とどう違うのかを尋ねたところ、
子供・妊婦さん・お金が払えない人・事故に遭った人などは、燃やさずにそのままガンジス川に流すしきたりなのだと教えてくれました。
ボートの写真をたくさんおねだり!
ボートの上では、”ガンジス川らしい”写真を撮りたかった私たち。
と、彼らに伝えると、何度も何度も粘り強く写真撮影に付き合ってくれました。
(わがままにたくさん応えてくれて感謝……!)
そして年末年始にインドに訪れていたこともあり、書初めと一緒に記念撮影。
ヒンディー語であけおめは「 नया साल मुबारक हो (ナヤー サール ムバーラク ホー)」ということも教えてくれました。
これが難しくてなかなか言えず……!笑
思い出深く、笑いが絶えないボート旅を提供してくれた彼らには本当に感謝です◎
ガンジス川で沐浴している人発見!
ガンジス川のボートも終盤に近いた時、ガート沿いで沐浴している方を発見……!
訪れた日は12月末だったため、この日の気温は10℃ほど。
「寒くないの?」と尋ねると、「全然寒くないよ」とニコニコ笑って答えてくれました。
ガンジス川でボートに乗って素敵な思い出を
ガンジス川のボート旅は、インド旅行の素敵な思い出になること間違いなし……!
ガンジス川のイメージもきっと変わるはず。
ボートに乗る際は相場もしっかりと把握し、納得した金額で交渉成立させることが重要です。
ボートも人も一期一会。
ぜひバラナシで素敵なボートトリップを体験してくださいね◎